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2009年、時代の振り子が大きく振られる年
協同組合 医療と福祉 代表理事 高田 満雄
入職式であいさつする高田代表理事
2008年、2009年は歴史的な転換点となる年のようです。
2008年、年末は、派遣切り、期間工切り報道で暮れ、2009年は年越し派遣村の報道で明けました。世界が100年に一度の恐慌か?と言われる激動の時代に入りました。
時代の振り子が右に、左に振れながら、振られる時代になりそうです。
かつての1929年、アメリカのGMの株価大暴落から始まった大恐慌は、4年の歳月を経て失業率、株価などがピークを迎えたようです。
歴史が単純に過去をなぞるわけではないでしょうが、ここ数年は、経済の激動の振れは収まらないのではないでしょうか?
しかし、職を失うこともなく、食べる糧、住居も安定している人には、その渦中にいても、何となく変わらない日常と感じているのではないでしょうか?
製造業での不況の嵐はどこか別のこととして感じているような気がします。
しかし、少し想像力を働かせ、周りの患者さんを観て、友達、家族、地域を観れば、大変な状況がみえてきます。
日本での新たな貧困は、世界第2位の経済大国でありながら、生活保護が受けられず、餓死者を生みだしています。ネットカフェ難民という新たな難民を作りだしています。医療福祉抑制政策はカフェ難民のみならず、医療難民、介護難民と新たな難民を次々と作りだしています。日本も戦場のようです。
この間、厚生労働省は新型インフルエンザのパンデミック対策として様々な施策を打ち出しています。医療機関も企業も含め総動員体制づくりです。まるで戦時体制準備と考えてもうがちすぎではないでしょう。
先日、一夜にして8万人の犠牲を出した東京大空襲を経験された「ガラスのうさぎ」の著者、高木典子さんの新聞記事を読みました。「今の時代が戦争前夜によく似ている」と。
経済状況の荒廃と政治状況の閉塞は翼賛政治につながります。
今年は総選挙の年、改めて、政治にも気をつけなければならないと考えます。
時代は資本の暴走と、人の命を大切にする協力共同共生の流れとのぶつかりあいです。
今年度、もちろん医療と福祉の事業所、職員は後者の流れの本流として、大いに事業を発展させていきましょう。