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協同組合報vol.65
2008年8月号
contents
トピックス
核兵器のない世界を、一人ひとりの力で
〜「原水爆禁止2008年世界大会・広島」に参加して〜
リスクを減らす情報技術
感染予防―― 国の責任は大きい
この人に聞きたい
3畳1間の青春
読者のたよりから
矢切の渡し〜柴又〜帝釈天〜里見公園
看護 NOW!
回復期リハビリ病棟の奮闘

空き地のスイカ
写真
 今はむかし(?)、東京医療問題研究所に隣接して誰の所有ともわからない廃屋がありました。
 人々は「猫の住み家にならないか」、はたまた「路上で生活している方々のアジトとなるのでは?」など、“いや〜な不安”と“ちょっとした期待”とで噂し合っていました。
写真 ある年の木枯らしが吹き始めるころ、とうとう心配が現実のものとなってしまいました。厳重(でもないか)に戸張のしてあった玄関が開き、生活必需品が散乱するようになったのです。2〜3日もすると窓が開け放たれ、洗濯物が堂々とはためくようになり、通じていないはずの電気まで点いて……。なんと「神子栄」と名乗る方が、堂々とした不法侵入ぶりで生活を始めてしまわれたのです。ガラクタを集めてきては家の中や周囲に積んで置くので、人々はまた「火事にならないだろうか?」と噂し合いました。
 そして、噂はついに現実のものに……。年も押し迫った12月謀日の深夜、「東医研の隣が燃えてる!」と、画像付きのメールが届いたのです。火はどうにか鎮火しましたが、廃屋は真っ黒な柱が残っただけで、きれいさっぱり灰となってしまいました。もちろん、中野共立病院も大変な騒動でした。
 その後、整備された空き地にあっという間に雑草が生え始め、雑草にまぎれてスイカの花が咲いていました。人々は「誰が植えたのかしら?」「実がなりましたよ、スイカだよ!」「来週あたりが収穫時かしら?」と噂し合いました。どこかの誰かがこぼした種が、火事でよく焼かれた土地で実をつけたのでしょう。こんな立派なスイカに成長しました。
 え!?スイカはどうしたかって? スイカ泥棒に持っていかれてしまったのです……。

【写真と文】 健友会 大山津草



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