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協同組合報vol.53

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vol.53トップトピックス|素人のためのコンピュータ講座|事業所を訪ねる読者のたよりから介護の現場から看護 NOW!

素人のためのコンピュータ講座

第15回

単純が一番

協同組合 医療と福祉 情報室 藤竿 伊知郎


写真 仕組みを理解していないソフトを使って仕事をしていると、無駄な時間を費やして仕事の効率低下を招くことがあります。

 個人で使うソフトでなく、仕事で使うコンピュータシステムの導入にあたって、現場で意見を求められることがあります。業者の売り込みを信じ込むと思わぬ落とし穴にはまります。

● 万能は不便

 一つのソフトで何でもできることが、最近の売れ筋商品が持つ特徴です。お得な感じがしますが、本当でしょうか。

 営業戦略上、機能が追加になったワープロソフトは、メモリーを大量に消費して、非力なパソコンでは使いにくい物になっています。

 また、余分な機能はトラブルの元です。理解できる機能にしぼって使い込みましょう。表作成はワープロでなく表計算ソフトでおこなうなど、目的に応じて使いやすいソフトを使うことが上達への道です。

● 簡単にできることを複雑にしない

写真 とても凝った集計表をつくったため、後任の者が改訂できない。年に1回の作業をコンピュータ処理できるようにしたが、1年後にはやり方を忘れた。このような問題を見聞きしたことはありませんか。

 コンピュータを勉強していくと、せっかく学んだ知識をすべて活用したくなるものです。しかし、コンピュータは仕事の効率化を図る道具です。学習成果の発表対象にしないでください。仕事は、一番簡単な方法ですませましょう。

● 説明は仲間に聞け

 今までできなかったことが簡単にできる、と業者はいいます。本当にその通りなのか、すでに使っている人に聞いてみましょう。

 機能は宣伝どおりでも、データがたまると操作が重くなって使い勝手が悪いことなど、使ってみなければわからないことがあります。ユーザーに聞けば実績がわかります。

 コンピュータシステム導入で失敗したところは、専門家のいうことだから大丈夫、有名な病院に納入実績があるから心配ない、と評価を人任せにしています。仕事を知っているのは私たちユーザーです。何が必要であるかを自分たちで評価しましょう。

コンピュータシステム選択のポイント

1. 理解できない機能は使わない
2. 目的別に、ソフトを使い分ける
3. 仕事は、簡単にできる方法ですませる
4. 広告・雑誌記事は割り引いて評価する
5. わからないことは仲間に聞く


● 参考書

1. 動かないコンピュータ 情報システムに見る失敗の研究、日経コンピュータ/編、日経BP社(2002)\1,575

2. 組織行動の「まずい!!」学 どうして失敗が繰り返されるのか、樋口 晴彦、祥伝社新書(2006)\777

● 参考サイト

1. JST失敗知識データベース > 失敗事例 > みずほフィナンシャルグループ大規模システム障害
 http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CA0000623&

2. 動かないコンピュータ Forum
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/ugokanai/index.html

★「素人のためのコンピュータ講座」まとめページ
 http://www.gaiki.net/lib/2007/07122com0.html

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