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勤医会看護部の「ともに育ちあう教育・研修の実践」から
初めての講師
東葛病院 5東病棟 利行理子
看護学校を卒業して3年……今年私も3年目の看護師となり、新人を担当することになりました。元々私は「看護師になりたい!」という強い意志があったわけではなく、むしろ看護師になりたくない!絶対に向いていないと思っていました。そんな私に新人担当ができるのか、不安で不安でしようがありませんでした。
●講義に向けて準備
人工呼吸器についての講義を5東病棟で担当することになり、新人担当の私が講義を行うことになりました。人前で話すのも苦手で、正直「嫌だな」と思いつつ講義に向けての準備をしていきました。
新人全体へ講義を行う前に、自分の病棟の新人に、人工呼吸器について話をしました。
人工呼吸器は異常を知らせるアラームが鳴ります。アラームが鳴ったらすぐに患者さんのところへ行って点検すること、高圧アラームが鳴っているときは吸引を施行すること、低圧アラームが鳴っているときは回路がリークしている箇所がないか確認することなど、新人のときに先輩に教えてもらった人工呼吸器装着患者の看護のポイントを講義しました。でも、結果は大変ひどいものでした。人工呼吸器の各モードの仕組みや一つひとつの名称が何なのかまったく理解できていない。説明している最中に一緒に取り組んできた同期や先輩に確認しなくてはならない状況でした。
その日のうちにアドバイザーの先輩と反省会を行いました。自分が理解できていなかったところを明確にして、説明するところを深めました。
●教えることで一番学んだのは私
新人全体の研修は失敗しないように早めに取り組もうと思っていたのですが、研修までの期間が1ヶ月近くあり、土台はできていたので余裕があるな、と思っていたところ、ハッと気づいたら1週間しか残っておらず、あわてました。
同期の4人で集まり構成を考え資料を作成しました。卒1年の全体研修の当日、イメージしやすいように人工呼吸器を借りてきて、それを見ながら機械の仕組み・各名称の説明、回路の組み立て方と人工呼吸器の接続の仕方……と実際に行ってもらいました。
質問はあまり出ず「どうかな?」と思っていましたが、「わかりやすかった」との感想でほっとしました。
研修に取り組んできて、2年間わかっていなかった呼吸器の仕組みを自分自身が理解できました。何かを教えるということは、自分が正しく理解していないとできないし、相手にわかりやすく説明することは難しいと実感しました。今もまだまだわからないことや知らないことはありますが、新人担当になり、そのことに気付けて自分を見つめなおせてよかったと思っています。
●わからないことはすぐに調べよう
看護学校に通っているときは、看護師には絶対にならないと思っていたけど、私が新人のときに優しく厳しく指導してくれた先輩、支えてくれた同期、そして何よりも「貴女はいつも笑っていていいね!」といってくれる患者さんのおかげで、今は素敵な職業に就けてよかった!!と思っています。これからもわからないことがあったときにはすぐ調べるようにして看護につなげていき、患者さんの支えとなれるよういつも笑顔でがんばりたいと思います。私を支えてくれている患者さんの笑顔に感謝しています。
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