後期高齢者医療制度は老人見殺し制度!
野田医療と健康友の会事務局長 小堺俊彦
東京勤医会組織部・関智子さんをお呼びして、後期高齢者医療制度の学習会を開き、28名が参加しました。参加者からは怒りや不安、悲痛さのこもった様々な言葉がほとばしりました。「お国のためにお金のない年寄りは死んでくれっていうの?!」「年金天引きはこれまで積み立ててきた報酬からのピンハネ!」「約束が違うじゃないか! 社会保障はどうなるんだ」「息の根が止まる思いがする」「これで怒らなけりゃ人間じゃないよ!」……。
それもそのはず、出されるのはパン一切れ、バターもジャムもミルクも欲しけりゃ別途勘定を取る、と言ってもいい医療制度なのですから。国保料滞納世帯や生活保護世帯の数が急増している今日、いちばん心配なのは、少ない年金から毎月1万円ものお金が“ピンハネ”されれば、医療抑制どころか、借金、夜逃げ、倒産、うつ、自殺といった生活破壊現象がいっそう多発するのではないかという点です。
ところで近頃、今の政治状況は「戦前回帰」とか「明治、大正時代に逆戻り」などという文言をよく見聞きしませんか。息の詰まるようなこの制度についてはどうでしょう。富国強兵政策で財界、軍属官僚らが肥え太る一方で、「秩父事件」に象徴される1880年代の全国的な貧困層輩出を、わたしには思い起こさせます。
終戦間際、「一億総突撃」を鼓舞した野田の生んだ総理大臣鈴木貫太郎の時代、大本営陸軍部が配布した「国土決戦教令」にはこんな条文があります。『第11条 決戦間、傷病者は後(護)送せざるを本旨とす。負傷者に対する最大の戦友道は速やかに敵を撃滅するに在るを銘肝し、敵撃滅の一途に邁進するを要す。戦友の看護付添は之を認めず、戦闘間、衛生部員は第一線に進出して治療に任ずべし』
負傷者などかまうな放っておけ、衛生兵も竹槍持って敵陣へ突っ込めと命令しているのです。<戦友>を「後期高齢者」に、<撃滅>を「死」に置き換えて読み直してみてください。狂気としかいいようのない残酷なこの命令こそ、日本の成長を支えてきた人々への仕打ち「後期高齢者医療制度」と言えないでしょうか。
自公政治に断固ストップをかけ、この制度を撤回させましょう。老人パワーを見せつけましょう。また、医療と福祉の現場や地元老人会などで、ぜひこの制度の中身を語ってください。
住み替え
東京勤医会法人人事部看護学生担当事務 秋本ヒロミ
6月から看護学生室に人が多くなったため、というわけでもありませんが、7月早々、看護学生室が引っ越しました。新しい住処は東葛病院本館の2階です。それまでの部屋は、広いのですが半分地下で、重たい書類の箱をかかえて階段の上り下りをするのはとてもつらく、使い勝手は決してよくありませんでした。
しかし引越の日は別の仕事が入っていて、スタッフがみんな不在となってしまいました。そこで、とりあえず荷物だけ動かしておいてもらって、後日、棚や机やパソコンの配置をしました。もちろん、自分たちの腕をふるって、です。まずは部屋につめこんだだけの棚や机やダンボールの山に唖然とし、それからマスクを着用して作業開始です。
なんや、この棚重すぎ! 延長コードどこや! 内心でそう叫びながらどうにか片づけて、数時間後にはけっこう部屋らしくなりました。荷物の大方が片づいてからは、病院スタッフもちょこちょこのぞきに来てくれましたが、やはり今も学生さんが来て「いいねえ!」と言ってくれると嬉しいです。
俳句
「春夏秋冬」 荒川渓舟
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焼酎や言い訳はもう聞き飽きて |
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あ |
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| 浜木綿や風紋消えてまた |
生 |
まれて |
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| 夕映えや父に習いし麦の笛 |
荒川渓舟(一彦)略歴
1947年2月生まれ
1980年5月代々木病院に入職
2007年2月退職、現在継続雇用。東葛病院ケアマネージャー
俳句を始めたのは2000年、通所リハビリで俳句の会を主宰する方に出会ったのがきっかけ。
昨年、「俳句朝日」読者俳句年間賞を受賞
●隔月でご投稿いただく予定です。
リレー連載 釣り紀行(12)
釣人は気が短い?
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| 一昨年霞ヶ浦で釣り上げた42cmのヘラブナ |
私が釣りを始めたのが小学5年生、40年前都内から埼玉に引っ越してきたのがきっかけです。学校から帰ると竿を片手に日が沈むまで釣りをしていたことが思い出されます。
釣りは大きくは海、湖沼、川に分かれ、釣った魚を‘食’として楽しむことや釣果を競う競技としての楽しみ方等があります。また四季折々の景観や野鳥観察など大自然のすばらしさを満喫することもできます。
釣りというと、のんびりと釣り糸を垂れながら、もの思いにふける……とイメージされることが多分にありますが、実はその逆です。自然は気まぐれですから天候、気温、水温、潮時、気圧などが刻々と変化します。魚達はこれらに大きく影響されるので、いち早く魚の状況に合った釣り方に切り替えることが釣果を左右します。こうしたことから釣人の多くはのんびり屋ではなく気が短い人が多いとも言われています。人間の五感と洞察力、判断力、想像力を鍛えるにはもってこいのスポーツです。
釣りは“鮒にはじまり鮒に終わる”という言葉があるように、今はフナ釣りに凝ってます。そういえば最近、釣り行ってないなぁ〜
(東葛病院 O)
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