県外在住の家族から、アルツハイマー病のKさんの独居生活を支援して欲しいと依頼があり、昨年11月からケアマネとして関わるようになりました。夫が一昨年末に死亡。生前から物忘れは指摘されていました。
サービス開始前は、毎朝、家族が電話をかけ、服薬確認、ゴミ出し等の声かけをされていました。Kさんにはコンセントを抜く習慣があり、電気炊飯器・暖房機・エアコンが使えない。掃除機を分解して、元の状態に戻せないため使えない。炊事コンロは自動消火機能付のコンロを使用していますが、時々、消火装置が作動した形跡があります。
電話の受話器をしっかり置けず、話中の状態になっていて電話がつながりません。携帯電話もつながらず、電話局からブザー音対応をしてもらい、やっと電話がつながることが度々あります。また、家族がファックスを送り、対応することもあります。
J・COM、宅配牛乳、新聞勧誘、エアコンクリーニングの被害に遭われています。市と相談しましたが、解決策は現在模索中です。
ケアプランとしては、(1)週5日のヘルパー(服薬確認・調理支援・ゴミ出し)。(2)ゴミ収集は市のふれあい収集。(3)週1回、看護師による服薬管理と生活リハビリ。(4)2月中旬から週1回のデイが開始。
2月、電話機の故障で機種が変わり、Kさんは使い方がわからず、逆上してワンワン泣くことがありました。3月、偶然の訪問で、3日後にコンサートで外出することがわかり、家族に連絡を取りました。迷子になる心配が大きいのですが、同行者がKさんの物忘れを認識しているかどうか? 家族もKさんから同行者の連絡先を聞きだせず、近所の方も誰なのかわからず、夜、訪問して、Kさんとゆっくり話しながらアドレス帖から同行者の連絡先を見つけ、家族から状況を連絡していただきました。
認知症の方との接し方は、時間と忍耐力を要します。ここまで関わらないといけないの?と感じることも多々あります。
翌日、本人の「楽しかった」の一言で、ちょっとホッとしました。この先も関わりは続きます……。(わかくさ訪問看護ステーション 石川典子)
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