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協同組合報vol.47

トピックス 中野共立病院 いよいよオープン!記念講演Part2

中野共立病院を担う職責者たち

☆それぞれの職責者たちに、病院立ち上げの苦労、オープンの喜び、今後のビジョンなどを大いに語ってもらいました。

透析(30床)、
リハビリテーション室
療養病棟(55床)
一般病棟(55床)
病院受付 臨床検査室
放射線室 厨房
内視鏡室 院内薬局
救急外来

連携の中で専門性を発揮

診療技術室 室長 安田志麻

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総合案内

 他法人へ出向中の立ち上げでしたので、病院の様子がよくわからず苦労しました。また、開設準備委員会になかなか参加できず、他の職種への情報提供などできなかったのではないかと思います。そうした中でも、水曜日の午後(休診時間)を活用して職場会議を開催し、職員との意思統一を行ってきました。
 今後は、出向から帰任した職員も徐々に業務に慣れていくだろうと思いますので、業務の拡大もしていきたい。みんなで意見を出しあいながら職場運営をしていきたい。他職種との連携の中で検査、放射線の専門性を発揮していければと思っています。

フィルムレスで効率化を

診療技術室 主任 安里憲二

 新しい機械、マルチスライスCTを導入しました。それから、フィルムレスにしてPACSシステムを導入。共立診療所もフィルムレスになりました。フィルムの移動がなくなり、病棟でも救急外来でも各検査部門でもいつでも画像を参照できるようになり、各職場の業務が効率的になりました。
 病院の規模が小さくなり、外科もなくなったので、これまでのような予約主体では患者さんが離れていってしまいます。患者さんの都合に合わせて、予約のない検査も積極的に受けていきたいと思います。

「医事課」改め「医療サービス課」に

医療サービス課 課長 松本明彦

 「医事課」改め「医療サービス課」となりましたが、医事という業務に固定せず医療に関わるサービスのすべてに関わるという点では「悪くない」名称だと思います。自分自身が病棟の医事は5年ぶりなので大変苦労しています。立ち上げでは旧病院時代の資材などを遠くの倉庫に保管していたため実態が把握できず大変でした。
 できあがった「医療サービス課」のスペースは「狭い!」。スタッフが5名に減少した中で、電話交換や透析医療の業務の拡大もありましたが、どうにか工夫してやっています。あらたに導入した院内PHSは効果を発揮しています。
 今後、病院の「顔」として患者さんの期待に応えていけるようにしていきたい。そして、基本は「正しい保険請求」です。

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病院玄関

現場の声をよく聞いて

事務次長 杉本美夏

 元は栄養課の課長でしたが、病院に残って事務をやることになり、最初はゴミと書類との格闘の日々でした。建設にあたっては、途中で設計事務所が変わったりして紆余曲折がありました。解体のときが一番厳しかったです。音よりも振動がひどくて、震度3ぐらいの振動が毎日のように続き、近隣の方々に精神的負担をかけてしまいました。当初は毎日のように苦情が来て、対応に追われました。受験生や高齢の方には、サンプラザホテルの部屋を借りて、そちらで過ごしていただいたりもしました。また、一方通行の解除手続きに手間取るという事態も起き、都心での現地建て替えの厳しさが身にしみました。
 苦労したからこそ、新病院への思いは強いです。元々技術職で現場にいましたので、現場の人の声をよく聞いて、各職種で協力しあって、いい病院をつくっていきたいと思っています。

「薬のあるところ薬剤師あり」を原則に

院内薬局 薬局長 小野修治

 開設にあたっての苦労は、全てが初めてのことなので、いろいろなことが見えてこないということ。療養病棟も初めてで患者さんの状況が見えないなど……。また、他職種の帰院がぎりぎりだったこともあり他職種との打ち合わせが思うようにならず、意思統一ができなかったことは大変困りました。想定外のこととしては、麻薬管理者の申請で、役所の方もこのような形での建て替えは例がないことらしく、建物の開設許可がおりないと麻薬免許も出せないと言われ、免許が取得できたのが開設日当日、ということもありました。
 今後の薬局づくりでは「薬のあるところ薬剤師あり」を原則に運営していきたい。安全確保を前提にして、「科学者」としてフットワークよく専門性を発揮し、医師のサポートをしていきたいし、他職種とのチームワークを大切にしていきたい。そして患者さんに対しては顔のみえる薬剤師、薬局をめざしたい。

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25名が利用できる食堂

やっていきたいことは山ほどある

給食サービス科 主任 関根 誠

 全てがゼロからの積み上げだったので苦労しました。図面作りから始めたのですが、平面で作成したイメージと実際に建ってからの乖離がかなりあったり、細かいところでのズレなどがありました。開設のための準備委員会での論議は、他職種との連携をはかるのにとても良かった。以前の病院の時は、あんなに多くの他職種と論議することはあまりありませんでしたので。
 今は、新しいサテライトシステムの採用で、まだ落ち着いていません。今後やっていきたいことは山ほどあります。病棟の患者さんの所へ足を運びたいと思っていますし、新しく療養病棟もできたので病棟でのイベントなども計画したい。職員は全員が調理の仕事も事務仕事もこなすオールマイティーをめざしたい。嚥下の勉強もしていきたい。

笑顔のたえない病棟にしたい

2階(一般)病棟 師長 吉井孝代

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ゆったりとした病室

 今が一番大変。病棟運営にあたって、基準、設備、物品、体制、全てゼロからのスタートでした。開設初日の2月1日に入職、または帰任の看護師もいる中で入院を緊急も含めて11名も受け入れました。流れがつかめず大混乱しました。レクチャーの時間がほしかった。一方で予定以上の入院が続いているということは期待の表れでもあると思います。乗り越えられたのは職員の大きな頑張りのおかげだと思います。
 今後は、職員も患者さんも笑顔のたえない病棟づくりをしたい。患者さんにとっては安全に過ごせる環境を整えてあげたいし、緊急入院をいつでも受け入れられる体制も整えたい。そして、以前の病院と機能も違ってきている中で、職員がやり甲斐をもって楽しく働ける病棟をめざしたい。

介護職と看護師、全体でスキルアップを

3階(療養)病棟 師長 原 由絵

 療養病棟を担うスタッフ同士がほとんど初めてで、しかも2月1日入職という中でのスタートは大変きつかった。統一した業務内容になるまでにはもう少し時間がかかると思います。介護職と看護師が一緒に働くということが初めてなので、これからいろいろつくりあげていかなければいけません。一緒に働いてみて、介護職のスタッフが、イメージしていた数倍もやさしいということに改めて気づかされました。
 2階病棟と比較すると、やっぱり療養病棟はゆったりしています。いいおむつといいマットレスを使用していますので、じょくそうができにくい。患者さんもスタッフも楽しく過ごせる療養病棟にしていきたい。全体で統一した業務がこなせるようにスキルアップしていきたい。そして患者さんが「また、来たい」と思って退院していくようになればいいと思っています。

いい病院にしたい!

診療情報室 室長 小林和苗

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明るく広々としたリハビリテーション

 診療情報室は新しく立ち上げた職場です。仕事は医局の庶務、運営、診療情報、カルテの管理など。いわば何でも屋です。以前は医学生担当、研修担当も含めて5、6人でやっていたのですが、人数を抑えてとりあえず私一人のスタートになりました。
 やるべきことがまだ見えていないので、漏れがないよう、1日刻みで頑張っている状態です。これからつくり上げていく重要な職場であるという自覚を持ってやっていきたい。建て替えの2年間、患者さんや地域の方々の励ましの声をたくさんいただきました。いい病院にしたいという気持ちは本当に強いです。

透析への期待は大きい

透析技士主任 有馬聖喜

 透析室の立ち上げに関わってきました。旧病院には透析がなく、共立診療所で10床を立ち上げ、実践を積んできました。今度は入院ができますので、患者さんの期待は大きいです。2年間の間に診療所と病院と2回設計しなければならなかったのが大変でした。新病院では、スペースの問題、経費の問題、建設上の制限の問題などがあって、思った通りのものができなかったのが少し残念です。
 でも、透析には蒸留水以上のきれいな水が必要なのですが、新たに設計してROという機械を導入、患者さんの期待に応えられる設備になりました。
 これは病院全体にいえることですが、病棟など患者さんのためのスペースはゆったり取りましたが、スタッフの休憩室などは本当に狭いです。窓がない所もあります。限られたスペースの中での病院建設の難しさを実感しています。
 IT委員会で病院全体のシステム作りも担当しています。いい病院にするために、透析でも委員会でも力を発揮していきたい。

エネルギーと可能性

リハビリテーション室 室長 山田政志

 病院を閉鎖している中での準備、とくにその間にリハ施設基準が変わりましたので、基準作りや書類作成などで大変でした。立ち上げ時の体制が最低限だったのと、在宅での訪問リハの需要も増していたこともあり、集団づくり、後継者づくりの課題が大きいです。現在80数名の入院に対し、リハ処方が40数枚出ています。入院の半数はリハの需要があることになりますので、体制の強化が早くも必要になっています。
 今後の展望としては、経営的にも需要的にも、脳血管Jを目指していく必要があると思います。他職種間の連携をもちながら患者中心の医療ができればいいと思う。集団が若いのでスキル的には不安もありますが、エネルギーと可能性は大きい。



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