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協同組合報vol.45

読者のたよりから

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左から中田看護師長、内野総看護師長、モニカさん、ミケーネさん、大葉事務長

イタリアからのお客様

代々木病院 管理室 清田卓生

 12月1日、代々木病院にイタリアから見学の方がお見えになりました。モニカ・ロスさんとミケーネ・オドリッツイさんです。

 おふたりはイタリアのトレント大学の研究者で、テーマは「欧州・イタリアにおける、不利な状況にある人々に対して、就業機会を作り出す社会的企業」とのこと。今回は日本でのシンポジウムに参加するために来日されたそうです。
 対応した大葉事務長は院内をご案内したあと、代々木病院の地域での役割、民医連が果たしている社会的使命、非営利共同のとりくみなどを説明しました。
 イタリアでは名刺を交換する習慣はなく、トレント協同組合連合のピンバッチとDVDをいただきました。
 管理室ではそれからしばらく「イタリアブーム」がおこり、昼はパスタを食べる日が続きました。

うたの秋

坂本 操

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 晩秋の南国・徳島では、柿を軒先につるした風景があちこちに見られます。
 夫がことし春、定年退職。ともども東京から故郷に帰ってきました。30余年ぶりです。
 「終の棲家に」と決めたとはいえ、生活スタイルは、すっかり変わりました。その一番の変化は、認知症になった夫の母との同居です。職業柄、この病気について一定理解していましたが、毎日となると、適切に対応するのに、苦労します。正常と不正常(過去と現在の混同、幻想など)が、交互にあるいは混ざって、現れるからです。
 大分、母の場合の特徴に慣れてはきました。しかし、病気の進行ぐあいは不確か。将来に不安を抱えての生活です。
 この3人住まいに、9月、新たな家族が増えました。東京の民医連で働く娘が、みつけたコーギ犬です。
 義母は、長年、いぬを飼っていたことがあります。新しい家族は、生まれて3ヶ月。「うた」と名づけました。
 「ほんまに、見よって、飽きーへんわ」うたは、母にやすらぎを与えているようです。
 そして11月なかば。母、夫との3人で、3時間かけて、しぶ柿の皮をむきました。
 柿を自分でむき、軒につるして、食べる。これは、彼女の長年の夢の一つでした。
 うたも、縁側に座り、かきむきを見ていました。
 夕日に吊るされた赤い柿が映えています。
 「いつ、食べれるようになるかしらね」
 うたに、つい聞きました。
 うたは、家族みんなのきずなです。

*東京勤医会職員のご家族から寄稿していただきました。



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