協同組合医療と福祉 ゆたかな医療・介護・福祉をこのまちに medical&welfare
HOME BACK
協同組合報トップへ
協同組合報vol.43
contents
トピックス
健康まつり特集
素人のためのコンピュータ講座
作った文書は宝物
事業所を訪ねる(41)
日常の一つひとつを大事にして 「その人らしく」を支える
読者のたよりから
西南ブロック運動会に参加して
看護 NOW!(16)
褥瘡ゼロをめざして

当直明けの朝
写真
【写真と文】
メンタルクリニック新松戸 所長 長谷川信也
 当直明けの朝、眠い目をこすりながらオモテに出ると、すっきりとした青空が広がっていた。やわらかく身体にあたる風は、ひんやり乾いた秋の風。「少し遠回りして帰ろう」と、いつもは右にハンドルを切る交差点を左に、江戸川に沿って北に向かった。

 ひなびた田園風景の中を、ところどころにいる白鷺の姿を眺めながらクルマを走らせると、ふいと左手に広がるコスモス畑が飛び込んできた。慌てて路肩に停めて、カメラをつかんでクルマから降りたが、視界いっぱいに広がるコスモス畑に、クルマを邪魔にならぬところまで移動して、カメラバッグを抱えて外に出た。じっくり撮りたいと思ったのだ。

 秋の日差しの中、一面のコスモスに分け入って写真を撮り歩く。知られていないからだろう、訪れる人もほとんどおらず、たまたま散歩の途中で立ち寄ったらしい母子と、花摘みに訪れたおばさん3人組とすれ違っただけ。両手いっぱいに、手折ったコスモスを抱えた3人は、なんとも楽しげな会話を後に残して去って行ったが、これだけたくさんの花が咲いていれば、いつもは腹立たしく思う花盗人の姿も、不思議と風情あるものに見える。



Copyright(c)2003 medical & welfare All rights reserved.