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協同組合報vol.41

読者のたよりから

「国際周極域保健衛生学会」で発表

代々木病院 医師 大野義一朗

 6月、「国際周極域保健衛生学会」で南極昭和基地の衛星通信による遠隔医療について発表しました。この学会は極周辺の医療や産業衛生、自然環境が人体や健康に与える影響、先住民族(エスキモー、イヌイットなど)の健康問題などがテーマです。日本人も南極の発表も一人だけだったこともあり、あちこちで声をかけられました。
 会場はロシア第3の都市ノボシビルスクから40q離れた学園都市です。駅の掲示はすべてキリル文字。女性の駅員がロシア語で一生懸命説明してくれましたが、そのうち窓口から出てきて突然大声で叫びました。すると父と10代の息子の親子が寄ってきて駅員と話し、こっちへ来いと手招きをして歩き出しました。あとについて迷路のような地下道を抜けて地下鉄に乗りようやくひとつの駅で降りると、ここからバスに乗るのだと教えてくれました。お礼を言って外へ出たもののバス路線が多すぎてわかりません。と、そんなことだろうと心配してくれたのかさっきの親子が現れて、あちこち聞いて15番のバスだと教えてくれたのでした。再びお礼を言うと、親子はじゃあというように手を振り、オビ河のほとりを歩いていきました。

あなたの目が防ぐ

代々木歯科 事務 秋本ヒロミ

 パレスティナを追われた人々の難民キャンプが今もレバノンのベイルートにあり、その難民キャンプで虐殺事件が起きたのを知ったのは1冊の本によってです。事件から10年もたっていました。事件当日、現地を取材した人の本を読んで、写真とともに紹介された惨状に大変なショックを受けました。そのフォトジャーナリストは広河隆一さんといいます。1982年9月、イスラエル軍がベイルートを制圧したとき、世界のだれからも見えないように軍によって包囲されたキャンプの中でなにが行われたのか、彼の写真でわたしは知りそめました。
 そして今夏、また広河さんのお話を聞きに行ってきました。日本ではあまり報道されていないレバノン空爆ですが、講演会の会場には多くの人が集まっていました。それはとても心励まされる光景でした。だれか、かならず見ていなければならないと思うのです。だれからも見られないところで、かつて、ひどいことが起こったから。

☆レバノンへの緊急募金は次のふたつの団体で受け付けています。いずれも通信欄に「緊急募金」と書いてください。
●パレスチナの子供の里親運動 http://www5e.biglobe.ne.jp/~JCCP/
郵便振替口座00120−0−112249
●パレスチナ子どものキャンペーン http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/
郵便振替口座00160−7−177367

今年の夏休み

城西診療所 事務長 橋詰秀剛

 先日、20年来会っていない、九州に住む友人から電話がきた。彼は、私が20歳の頃一緒に遊び歩いた仲間の一人で、最も気の合う友人である。家庭の事情があって24歳のときに東京から九州に引っ越したのだが連絡だけは取り合っていた。
 そんな彼から、今年の夏、九州に帰省するなら、ぜひ遊びに来ないかという電話だった。いつも、今度機会があったら会いたいねと言いながら、なかなか時間がとれず、最近は年賀状での挨拶ぐらいで済ませていたのだ。話を聞けば、3人の子どもたちは立派に成長し、長女は今年の秋結婚することになった。もう、そんなに大きくなったのか。最後に会った頃は、よちよち歩きだったのに……。時間が経つのは早いものだな……。お互いに年を取るわけだ……(笑)。
 そんな、こんなで、今年こそは会おうということになった。若き日の思い出を語りながら酒を飲もう。20年ぶりに会う友人はどんなになっているだろう。今からいろいろ想像しつつ夏休みを楽しみにしている。



リレー連載 釣り紀行(2)

熊本でタナゴ釣り

東京勤医会 松原立生

 8月4日から宮崎へ、かみさんの実家への里帰りにつきあいました。九州には、関東では採取できない、タナゴがいます。どーせならと、1日使って、宮崎から熊本までタナゴ釣りです。
 熊本まで200q以上、カーナビだけが頼りです。朝、4時発。熊本市の水前寺公園内江津湖に。白鳥が羽を休め、湖の周りは、ジョギング、散歩の人たちでいっぱい。釣りをしている人は皆無。千葉からもってきた赤虫を餌に第一投。数投目にお目当ての「イチモンジタナゴ」が釣れてきます。その後も数投ごとに、ウキがゆっくりと斜めに引き込まれます。散歩のおじさんが、不思議そうな顔で話しかけてきます。千葉から来ましたと言うと、また不思議そうにしています。とても変なおじさんと思われたことでしょう。
 釣りにもいろいろありますが、極小の針に小さな餌をつけて、食べられない魚をちまちまと釣る「タナゴ釣り」。皆さんいかがですか。



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