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協同組合法vol.37

看護NOW(番外編)
(他法人からの投稿より)
ヘルパー日記
NPO法人とうかつ健康守る会きずな
ヘルパーステーションきずな所長 安田卓代(看護師)

●朝8時、訪問スタート

 月曜日の朝8時、ヘルパーのYさんは、一人暮らしのA子さん宅に向かいます。

 A子さんは82歳で一人暮らし、介護度は要介護4です。ベッドの中で過ごすことが多く、パーキンソン病・喘息・糖尿病・骨粗しょう症などの既往があります。娘さん二人の協力と、訪問看護・訪問介護・ベッドのレンタルなど介護保険のサービスを組み合わせて、在宅での生活を続けています。

 気分の良いときはベッド脇のコタツに入って、ヘルパーの訪問を待っていてくれます。排泄介助や洗面介助を済ませ、朝食と昼食の献立を一緒に考えます。甘めのしっかりした味がお好きなので、減塩にも気を配りながら調理します。訪問を始めたころは味見の後に時々ダメだしが出ました。この日は、朝食に玉子焼き・具沢山の味噌汁、昼食にかぼちゃの煮物・焼き魚・おにぎりを作りました。昼用のかぼちゃも一口召し上がって、「良いお味」と喜んでいただきました。

 朝食後に口腔ケア、後片付け、時間があればさっと掃除をします。洗濯物があるときは、手洗いでしてほしいとのご希望が出ます。盛りだくさんの内容で、1時間の訪問はあっという間に終了です。

 次は、大手術を乗り越えたB子さんご夫婦です。共に80歳を超えていますが、支えあっての生活です。B子さんは要支援、介護する夫は膝腰の痛みがあり、自分自身がつらい日も多くなってきました。掃除中心に1時間の介護です。普段は雨戸も閉じたままのこともありますが、今日は家中に陽を入れ風を通して、短時間ですが布団も干します。B子さんご夫婦も喜びますが、Yヘルパーもさっぱりした室内に疲れが吹き飛ぶ感じです。

 今日の最後の訪問は、90歳のS男さんの入浴介助です。心筋梗塞の既往があり、うっ血性心不全を起こしやすいS男さんは要介護2です。身体に負荷がかかる入浴介助はかなり緊張します。冬でも短パン・Tシャツで滑りやすい足元にも要注意です。

 今日の3軒の訪問介護を終えて、ほっとしているYさんは、昨年の4月23日、東葛病院第7期ヘルパー養成講座を修了しました。今年4月22日に8期生が誕生するまでヘルパーステーションきずなのヘルパーでは一番の若手です。(実年齢は秘密です。)

●最年長ヘルパー、ケアマネ試験に合格

 ヘルパーステーションきずなで最年長といえばWさんです。昭和4年生まれの76歳。東葛病院ヘルパー養成講座を70歳で終了して、6年間訪問介護を続けてきましたが、この春めでたくきずなを卒業されました。なるほど、これからは悠々自適に、なんてとんでもありません。実は介護支援専門員(ケアマネ)試験に合格されたのです。研修も終了しスタンバイOK。新たなスタートです。「またお役に立てると嬉しい」とのコメントに、ヘルパーステーションきずなでは、「年だから」の言い訳は効かなくなってしまいました。

 介護の最前線にかかわってこの春で丸6年たちました。なんて、感傷に浸っている余裕はありません。来週からは、ALSでレスピレーター装着のTさんが退院されてきます。Tさんの在宅生活を支えるチームの一員として、がんばっていきたいと思います。 

 4月からの介護保険「改定」に伴い、利用者さんのご要望に応えきれない部分も発生しています。必要な介護が不当な縛りなしに提供できる制度にしていくと同時に、ヘルパーさんたちと共に、より利用者さんのご要望に応えられるヘルパーステーションにしていきたいと思っています。



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