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僕の夏休み
東葛病院 星野幸治
春夏休み……燦々と照りつける太陽と麦わら帽子。けだるい午後の畑の中でトマトやキュウリをむさぼり、川の岩崖から流れの緩い淵に飛び込む悪ガキ達。宿題は最後の一週間に集中的に(必死で)こなした……まさにそんな子ども時代だったことを覚えている。貧しかったけれども気にならなかったし、毎日がなぜか楽しかった。昨年の新潟中越大地震の地(故郷)での思い出は実にのんびりしていた。
ところで皆さん! 今年の夏休みはどうでしたか? 私は8月初旬に二女の帰省に合わせて妻と3人で1泊2日の茨城と栃木周遊を敢行しました。最近常連となった遊魚船を娘に見せたくて(オヤジのわがままか?)、常磐道を北行し90分で日立港へ。思っていた通り台風の影響でいつもの停船場に係留されていたが、他の船は沖に出たようで、1隻だけがポツンと寂しそうに見えた。
後ろ髪を引かれる思いで港を離れ、宿泊地の栃木県喜連川温泉に向かうこととした。山里の懐かしい風景を見ながら国道293・349・461号(茨城側からのこの道は「これが国道?」と思えるような山道で、すれ違いもできないような道なので要注意!)経由で袋田の滝に到着。やや水量が少なかったが、娘にとっては初めての豪快な滝の眺望に感動した様子。
目的地の喜連川には3時前にチェックイン。日常の疲れをマッタリとした喜連川の湯で癒しながら、娘との尽きない話に夜が更けていった。(ちなみに、喜連川温泉の泉質は私のオススメbPです!) 翌日は湯津上村まで戻り、那珂川沿いにある「県立なかがわ水遊園」を見学する。さすが県立! 一見の価値はある。
その後昼食もそこそこに国道4号経由で大急ぎで自宅へ帰る。なんともハードスケジュールの夏休みだったけど、農山村の超閑かな風景の中に浸ることのできた充実した2日間だった。
それにしても日本の農山魚村の過疎化が加速していると聞くが、食料自給率を聞くと背筋が寒くなる。そんな国策は間違っていると思う。
あの子ども時代のボーとした「僕の夏休み……」を懐かしく思うのは、そんな風に考えている私だけだろうか?
「南の楽園」を旅して
健友会総務部 飛岡史朗
春50歳を目前にして初めての海外旅行はどこにするか? 悩んだ末に決めた行き先がタヒチでした。ヨーロッパにしようかという気持ちもありましたが、小学校5年生の長女の「ヨーロッパに行くならナゴヤドームの方がいい」という一言でボツ。旅行パンフのきれいな海と島の写真に長女の「ここがいい」で決定しました。
タヒチはフランス領ポリネシアの首都パペーテがある島の名前です。7月30日に出発、南半球で今は真冬、そのことに当惑しながらついてみるとそこは熱帯、寒いどころか日差しは今の日本と同じかそれ以上、Tシャツ位なら日差しはそれを通過して肌を焼きます。ただし、そこは冬、気温は快適で朝6時くらいから元気なフランス人は海でシュノーケリングを楽しんでいました。
観光名所というところは特になく、リゾートホテルに滞在し、マリンスポーツとモーレア島の夕日を見てゆっくりすごすのが最適の島でした。私たち家族3人も1日かけて島内1周しただけで、あとは水上コテージで過ごしました。周りはほぼフランス人ばかり、「得意」な英語も通じたり通じなかったりです。ホテル従業員の言葉はフランス語。言葉はフランス語が公用語で2歳のときからフランス語で生活を始めるそうです。学校でも教育はフランス語、タヒチの歴史を学ぶ時間のみタヒチ語で行われるとのこと。
島の生活必需品は輸入品のみで、フランス以外からの輸入品は50%とか90%の関税がかかるとのこと。だから物価はびっくりするほど高いのです。植民地というものが今でも本当にあることを実感しました。ちなみにフランスの核実験場もこの海域にあります。自由や民主主義を当たり前のように語るのに、植民地や支配することに対するフランス人の感覚は私にはなかなか理解できません。自然のすばらしさに感激しながらも素直に「南の楽園」といえない気持ちで8月6日帰国しました。
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