勤医会グループの職員は約1000人、その半数が看護職員です。
看護師たちは日々の忙しさに追われ、ともするとグチもでがち。でも、現実には負けたくないと、患者さんの笑顔、キラッと光る看護実践、仲間との信頼関係などに喜びを感じ、誇りをもって働いています。そんな看護師の「今」を連載でお届けします。
看護部集会報告
みさと協立病院 工藤貴美子
6月29日午後4時から32名の参加で、看護部集会が開かれました。この数年実施されていなかったということで、討論では多くの意見がだされ、看護部への期待を感じることができました。はじめに玄間総看護長から、みさと協立病院の歴史と到達点、看護方針について話されました。
赤字から黒字へと病院の経営を転換させてきた一因に、看護部集団の団結力を見ることができました。
参加された全ての職場から、2005年度の方針や職場の特徴・患者さんの声などが報告されました。どの職場でも、「従来のようにのんびりしていられない」「入退院のテンポが速くなっている」「忙しくなっているが業務改善しながら頑張っているよね」等々の発言がありました。
特に注目したいのは外来・通所リハビリ室からの発言です。外来は「『障害者自立支援法』が導入されたら、精神の患者さんは通院できなくなってしまう・外来は病棟と連携しカンファレンスに参加したい・医療整備をすすめ、選ばれる病院にしなくては」と中村看護長からの意欲あふれる発言がありました。
通所リハビリ室は、「平均37名の利用者さんを受け入れていて90歳を超える方も10名もおられる・認知症の集団プログラムでお習字や園芸、陶芸をしている・スタッフの病気休暇もあるが、チームワークを武器に頑張っています」と報告されました。病棟のケアワーカーさんからは、カンファレンスに参加させて欲しいという前向きな意見や、精神の2北からは常備薬見直しを行い安全点検に力を入れ始めたとの発言がありました。
この集会を「やって良かった」とか「交流になった」で終わらせるのは簡単ですが、できればもう一歩進みたいと思っています。
東京民医連や全日本民医連の中で精神・療養を中心に医療や看護介護を展開しているところは稀少です。そこに協立病院の価値を見い出したいと思います。そのためには、今の困難さがどこからきているのか考えることが必要です。――世界の医療の実態はどうなっているの? 例えばフィリピンの看護師さんの出稼ぎが世界市場では珍しくないこと。身近な東葛病院の急性期病棟の実態は? 平均在院日数が14日を切っていること。みさと周辺の他の病院や介護施設はどんな様子? 等々――
もっと視野を広げなくては、足元しか見られない「視野狭窄症」になってしまう危険性があります。「今のままで問題ないのに」とか「今までこれでやってきたんです」こんな言葉が時々きかれます。「現状維持は後退につながる道」カイゼンの参考書にはこんな言葉が書いてありました。
この集会をひとつの出発点にして、毎日の業務を振り返り、文章化(言語化)し、これからも患者さんの事例から、謙虚に学ばせていただくことを再確認したいと思います。
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