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協同組合法vol.27

ほっとコラム 新潟中越地震から8ヶ月

 昨年10月におきた新潟中越地震から8ヶ月になるが、明日の見えない生活を強いられている被災者が未だに多いようだ。
 あの震災の救援活動が一段落したころ被災地は冬を迎えた。今年は大雪との報道がされていたのはまだ記憶に新しいところである。
 先日、春を迎えた被災地の状況が報道されていた。元気な子どもたちを見ると、こちらも励まされるのだが仮説住宅に住む人達はまだまだ多い。
 半倒壊だった家屋が、あの大雪で全倒壊している。それだけではなく、雪解けの水で土地までが削られ、流されていた。そこに家を建てなおすのは無理だろうと思った。
 報道では、仮説住宅にいられるのは2年だという。子どもたちは2年後に村に帰れることを期待している。だが大人は、家を立て直すにも先立つものがないと表情は暗い。こんなときこそ国の支援に期待したいのだが……。
 私の実家は秋田である。新潟と同様に雪の多い地域だ。今年は雪が多いと聞き、最も雪が多く降る2月を前に雪下ろしのため帰省した。確かに雪は多かったが、その日は雨が降りだし、雪も解け始めていた。
 ここ数年来、暖冬で母屋の雪下ろしをすることもなく春を迎えていたので、今年も暖冬かと思った。
 ところが、3月中旬には消える雪が4月に入っても消えず、下旬になってやっと消えた。そこには、雪とともに落下した母屋の雪止めの金具が散乱し、屋根は傷だらけ。家を守る雪囲いは雪の重みで西側全面が壊れていた。裏の親父さんいわく「うそでね! 20年ぶりの大雪だ」。
 80近いうちの老夫婦(両親)はこの冬、一歩も外に出ることなく過ごしたという。一人歩きが出来ず、ちょっと転べば骨折する体で外に出られるわけもない。
 雪国で老夫婦が生活していけるのも介護ヘルパーの家事援助があるおかげと思っている。だが、介護保険も利用者の負担過重を強いて、国の支出を抑えるためだけの改悪で参議院の委員会で強行裁決された。
 この国で、うちの老夫婦は来年の冬を乗り越えられるのだろうか。仮説住宅の人達は村に帰れるのだろうか。
(たくみ外苑薬局 田村昭彦)



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