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“似て非なる”という点こそ韓国の魅力ですが、料理もまた例外ではありません。
(左上)最近日本でもよく知られるようになったチゲという鍋料理は、韓国の代表的な家庭料理です。“チョンゴル”もチゲと同様のもので、これはナクチ(タコ)チョンゴル。小ぶりのタコをハサミで切り分けながら煮込みます。美味でしたが、かなり辛い味付けでした。韓国料理を“甘く”みてはいけません。
(右上)チヂミ(お好み焼)のような料理は“ジョン”と総称し、具にネギ(パ)を使ったものをパジョンといいます。甘味のある細いネギは釜山(慶尚道)地方の特産で、とりわけ屋外でマッコリ(濁り酒)を飲みながら食べるパジョンは最高です。
(左下)これは“マンドゥクッ”というスープ餃子です。とても簡単で安価な料理ですが、あっさりしたスープは軽い朝食にもってこいです。こういう粉食には、よくカクテギ(大根キムチ)とタクアンが並んで出されます。二つの国の長い複雑な関係史を想えば、それが何とも微笑ましく見えてしまいます。
(右下)ただの焼肉じゃん、と言われればそのとおりですが、この焼肉、名前が洒落ているのです。一頭の牛から僅かしか取れない肉だそうで、大きめの肉片は木の葉の形に似ており、それゆえこれを“ナギョップ(落葉)サル(肉)”といいます。毎年落葉の季節になると、きまって思い出す逸品です。
かつて“近くて遠い”と言われた韓国は、いま本当に近い国になりました。ぜひ一度本場の韓国料理を味わってみてください。マシイッソヨ(美味しいですよ)。
【写真と文】クリニック千駄ヶ谷 泊谷 健一 |