清水さんは今年11月の「勤医会看護活動交流集会」に特別企画を提案し、発表した。題目は「若手職員が考える働きやすい職場づくりとは?」。「あのつわもの達が集まる実行委員会で思い切って提案した」という清水さんは、何を考え、何をやろうとしているのだろうか。
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とにかく集まってしゃべろうよ
東葛病院3階病棟 看護師・清水 宣行さん(25)
――このテーマを提案したのはなぜ?
ぼくは今卒4ですが、看護師間の交流が少ないと思うし、「チーム医療」をうたっている割にはチーム医療をやっている実感がもてないことに悩んできました。「達成感がない」とこぼす看護師もたくさんいる。これではまずいんじゃないか?と思って、若い仲間に聞くと、「疑問に思うことはいっぱいあるけど、意見は言えない」と言う。
ぼくは意見を言うほうなので、「言えない」ということが理解できなかった。それで、「なんで言えないんだ」と聞いたら、「意見を言いやすい雰囲気がない」「新人だから」「言っても通らない」「汲み上げてくれる先輩がいない」といった不満がいっぱい出てきた。
じゃあ、みんなが言えるようになるにはどうしたらいいんだろう、意見が言いやすい職場にしていくにはどうしたらいいんだろう、というのがぼくの問題意識だった。若手職員がどんどん意見を言えるようになれば、もっと働きやすくなるんじゃないかと思ったんです。
――その問題意識を深めるために、若手看護師にアンケートを取りましたね。どんな結果が?
予想外だったのは、やめたいと思っている人が意外に少なかったことです。ぼく自身、卒3まではやめたくてしょうがなかったから、「70%は固いな」(笑)と思ってたんだけど、30%だった。「不満はあるけど、患者さんとの関わりが楽しいからやめたいと思わない」という回答が多かった。
――発表するだけで終わりにせず、集まれる場をつくっているとか。
はい、2回やりました。第1回は25人集まった。場所は某居酒屋で(笑)。会には名前がありません。何々の会と名前がついているだけで重苦しい感じがして、拒否感を持つ人が多いから。とにかく集まってしゃべることに意味があると思っている。悩んでいる子というのはエネルギーがない、パワーが感じられないんです。ぼくも経験があるからわかるんだけど、悩みの中に沈んでいる状態のときは、はりきっている人はまぶし過ぎて、妙にうざったく感じる。ぼくはそういう悩める人こそ集まってほしいと思う。アフターファイブを自分で楽しめる人は、自分で解決策を見つけられる人だから。
ただし、若い人だけ集まって、ただのグチでは面白くない。集まってみて、同じような悩みを抱えていることがわかったので、それを解決する手段が導き出せたら成功なんだけど。でも、それが簡単に手に入らないから悩むわけで。こういう会を継続するのって大変だなと2回目にしてもう(笑)感じています。自分が考えていることを人に伝えるというのは、すごい労力と時間が要るんだなぁと。だけど、面白さもちょっと感じてきています。
ぼくは、一人ひとりが自分の気持ちを人に伝えることができるようになれば、改善されていくものがいっぱいあるような気がするんです。ぼくと同じように考えている人はぜひ参加を。3回目は1月にやりたいと考えています。いろいろな職種の人や先輩にも参加してほしいですね。
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