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協同組合法vol.20

ほっとコラム 江戸川の土手を自転車通勤

 ことしも早いもので1ヶ月と少しで終わりである。東葛病院に勤務するようになって5ヶ月になろうとしている。通勤は自転車である。三郷の駅から橋をわたって江戸川の土手を走っているとゆっくり流れる江戸川に水鳥たちが気持ちよさそうに泳いでいる。ときどきバッタが道路を越えて飛んでくる。左手に川向こうのみさと協立病院、正面に田園風景ののどかさをぶち壊すように高速道路と焼却場が見え、右手にはめざす白い建物の東葛病院がある。

 江戸川は茨城県五霞町、千葉県野田市関宿町で利根川から分かれ、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都の境を南下して、東京湾に注ぐ流路延長約60qの一級河川で、首都圏への生活用水の水源として、そして大雨の際には大量の雨水を安全に海へと運ぶ都市河川として重要な役割を担っているとのこと。現在の江戸川の流れは、利根川水系の河川改修工事に伴い江戸時代初期に誕生したもので、当時から「江戸の運河」として舟運に盛んに利用され、主要な水上交通ルートとして栄え、今日のように江戸川と呼ばれるようになったのもその頃らしい。「台風のときはみさと側の野球場が完全に川状態になり、これが安全弁になっていることがよくわかるなあ」「夏はなんとか乗りきったが冬の寒さと風の強さの中自転車でこれからも通勤可能であろうか」「自然は冬がくれば必ず春がくるが、この政治状況のあとは必ず春が来るのかなあ」「この医療情勢の厳しさは……」「150年前近藤勇はどんな思いで江戸川を眺めたのだろうか」「400年前この川を造ったのはどのくらいの人が働いたのだろうか」等々雑然と頭に思い描きつつペダルをこいで、今日も自転車ともども20数年前に建てられた白い建物に吸い込まれ仕事モードになっていく。
東葛病院 齋藤 正志)




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