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協同組合法vol.19

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IPPNW世界大会に参加して
土谷良樹(東葛病院医師)


 9月17〜19日の3日間にわたって開かれた「IPPNW世界大会IN 北京」に、1年目研修医のサントス先生と一緒に参加しました。IPPNWは、医師という立場から平和を実現していくための世界的な団体で、1986年にはノーベル平和賞を受賞しています。今大会では、世界中から医師、医学生が約350名参加し、「PEACE THROUGH HEALTH」というテーマで開催されました。

 日本からは、民医連、保団連からの代表団37名と、IPPNW日本支部からの35名ほど、併せて70名以上という、IPPNWのなかでも一大勢力の参加でした。民医連関係以外にも、核兵器廃絶の取り組みをされている先生方が多くいらっしゃることに、当たり前ながらも、ちょっと感動しました。

 IPPNW世界大会には、中国をはじめとして、アメリカ、フランス、インド、ロシアといった核保有国からの参加者も少なくありませんでしたが、そういう人々も、自国の核を無くすにはどういう取り組みをしていくかという観点で、ともに議論をしました。インド人とパキスタン人の参加者が、分科会の討論の中で、「相手が持っているから自分も持つのだ」という論理では、核競争を生むだけだ。まず、自ら核を持たない勇気が必要なのだ、という話を実感を持ってしてくれ、核保有国にもこういうすばらしい知性があるのだと、感銘しました。

 交流会では、ノルウェー、米国、ドイツ、エジプトなどから参加した学生や医師と、さまざまな話をしました。その中で、日本は「Article9」というだけで世界中に通じてしまうほどに有名な憲法を持ちながら、アメリカの核の傘の下にいることが、各国の人々に厳しく指摘され、より強い平和への取り組みを、と求められました。日本では、ほとんどの政党がその9条をなくそうとしているなんてことは、ちょっと恥ずかしくて言えませんでした。被爆を経験した国だからこそ、核兵器廃絶の運動の中心になれるように、がんばるよ、と言って別れました。

 国際政治の舞台では、米国の核兵器戦略を伴う単独主義が、不正義で無意味な紛争を引き起こしており、多くの人々が巻き添えとなっていて、医師として、人々を傷つける核兵器や暴力に反対し、行動することは当然の行為だと、会場の参加者が一致しました。「核兵器と人類は共存できない。どちらかが消える。これが理解してもらえるまで努力しよう!」という、IPPNW本部からの力強い呼びかけに、共感しました。

 東葛病院は、「戦争政策に反対する」民医連加盟の医療機関です。日本政府がアメリカに寄り添い、戦争政策に進んでいく今、なんとかしてこれを止めさせなければ、という想いを強くしました。




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