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今私が取り組んでいるものは歯科メインテナンス。とは言っても私どもの歯科に受診していないみなさんにはナンのことかおわかりにならないでしょう。歯科メインテナンスは2年前より歯科保険に導入された制度で、すべての歯科治療が終了し、病状が安定した患者さんに対して歯周疾患継続総合診療(メインテナンス)が1〜3ヶ月間隔で行うことが出来るようになったのです。な〜んだ医科における慢性疾患管理の一つじゃないか。そうなんですが歯科界にとっては革命的なことなんです。
私が歯科医師になってかれこれ30年たちましたが、目指してきたのはゼネコン型歯科医師・歯科診療所?でした。歯を抜き、歯根の治療をし、削って冠をかぶせる。それもだんだん大型化し、全ての歯を連結(=フルマウスブリッジ)したり、 インプラント(人工歯根)殖立、果ては歯科矯正 、全身麻酔下集中治療までも。私の魔手にかかった職員は数知れず、今みなさんはどうしているかな?
今までの日本の歯科保険制度では八合目までは保険でやり、後の二合は自費診療で、頂上までは協力するが後は一人で下山し日常生活も勝手にしてくれでした。勤医会歯科部ではこれに6ヶ月〜1年のリコール(合法で出来る最大範囲)は取り入れていたのですが 結果はいまいち芳しくはないなと思っていました。
歯科メインテナンスにたいし新松戸診療所歯科ではいち早く対応し、今では受診患者さんの30%以上がメインテナンスですがまだ増え続けています。来院されると口腔審査・歯肉炎を起こしているところの処置・専門家による全歯牙清掃・ブラッシング指導を行っています。患者さんは定期的に専門家に診てもらえて安心だといっています。
私の歯科医師としてのスタイルも大きく変わりました。大型補綴等の治療中心型から長期メインテナンスに対応する治療・予防・管理型に。メインテナンス・クライアントが増えると歯科診療所においても医療構造の転換が起こり、引き続いて経営構造の転換が起こっています。日本のゼネコン型政治の失敗に学び歯科医療界の構造転換も必要です。日本の歯科保険制度の改革もこれからが正念場だと思う今日この頃です。
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