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協同組合法vol.16

わたしたちの医療福祉宣言(5)三郷市在宅介護支援センター早稲田
暑かろうと寒かろうと、歩くのが仕事です


 三郷市在宅介護支援センター早稲田(以下「早稲田」)の医療福祉宣言の一番の特徴は、「万(よろず)相談所としての役割をめざす」という点です。相談は何でも受けましょう!と頑張っています。地域単独型のセンターとして1999年8月にオープンしました。

 埼玉県三郷市の人口は約13万人、うち65歳以上の高齢者は約1万5000人です。三郷市には現在8ヶ所の在宅介護支援センターがあり、それぞれ担当地域別に活動していて、「早稲田」の担当地域は武蔵野線三郷駅北口の早稲田地域が中心です。主な仕事としては、居宅介護支援事業所でもありますので、(1)介護保険に関する要介護認定調査とその申請の受付け、ケアプランの作成、(2)介護保険以外として、市の在宅高齢者福祉サービスに関する申請代行業務や在宅介護に関する相談、です。

 「早稲田」の相談件数は月平均70件、うち介護保険に関する相談が55件、一般の相談が15件という割合です。ケアマネ契約数は6月が53件でした。市がセンターに期待しているのは介護保険の適応になる以前の介護予防活動ですが、実際の相談は、緊急性のある、すぐに介護の必要な方がほとんどです。

 この地域の特徴としては、呼び寄せ老人が多いということ。うちの介護保険の相談55件のうち、2〜3割は呼び寄せ老人ですから、市全体では相当数にのぼるはずです。「一緒に住もう」と呼び寄せられたはいいけれど、地理はわからず、近くに友人もいず、日中はテレビを見て過ごすという生活になり、始まっていた痴呆がよけい進むというケースが多いです。問題が出てから相談に来るわけですが、本来はそうなる前に何か手を打つべきなのだが……と悩むところです。

 市は地域独自の予防活動をやるように言いますが、ここは地域単独型で市からの委託基本料は月に24万円。常勤は1人(所長の私)がせいぜいで、1人では予防活動までとても手が回りません。

 それでも、去年10月から前川さんが週3回来てくれるようになり、相談件数が増え、困難な事例も引き受けることができるようになり、劇的に改善されたケースも出ています。

 この地域には大型の早稲田団地があり、団地はあと5年で高齢化がぐんと進むと言われています。1人暮らしのお年寄りが買い物もままならず、孤独に暮らしているといったケースもあります。私たちの仕事は「歩く」ことが基本です。医療福祉宣言の1番にある「利用者と家族が安全で快適な在宅生活が送れるよう」な援助をするために、暑かろうと寒かろうと、これからもせっせと歩きたいと思います。

医療福祉宣言

1.私達は、利用者と家族が安全で快適な在宅生活が送れるよう援助します。
2.私達は、ケアマネージャーとしての専門性を高めると共に地域の「万相談所」としての役割をめざします。
3.私達は、保健、医療、福祉のネットワーク作りに参加、協力します。
4.私達は、誰もが安心して暮らせる地域福祉の充実をめざします。




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