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(2)
今こそ生かそう 憲法
−
代々木病院
で憲法の学習会が開かれる−
6月16日、
東葛看護専門学校
三上満校長を講師に「今こそ生かそう憲法」の全職員学習会を開きました。友の会会員さんを含め職員80人が参加しました。
代々木病院
は今年度の病院方針で「われわれ職員は日本国憲法の理念を学び、平和を守る運動、社会保障を充実させる運動を推進します」と位置づけ、さまざまな取り組みを開始しています。
三上さんはまず千駄ヶ谷小学校校歌3番の歌詞を紹介。
世界の国に先駆けて
戦争捨てた憲法の
こころは忘れずとりもって
平和の日本の民となる
これが我らの将来だ
「この校歌には憲法9条、戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認が盛り込まれ、長い戦争が終わり、これからみんなで民主的な日本を作っていこうという気概にあふれているとは思いませんか」
また、井上ひさし氏の『吉里吉里人』に登場する吉里吉里国の長老の「日本国では憲法改悪論議、有事立法などで痛めつけられているが、その公明正大でやさしく力強い憲法9条は、オテントサマ(太陽)とネロテバ(寝ろってば=子守り歌)のようだ」という言葉を紹介し、こう語ります。「この間のイラク戦争の経過を世界史のなかでとらえれば、アメリカが甦らせた醜い戦争の側面(逆流)と世界の人々とともにフランスやドイツ、中国、スペインなど名だたる国の政府がこの戦争に反対する(進歩)という両面を持っています。このような国際的反戦の動きはわれわれを励ましてくれているし、平和憲法は時代遅れどころか国際的な原理として光り輝いています」
さらに、昨年岩手日報文学賞「賢治賞」を受賞し宮沢賢治研究家でもある三上さんは、「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はありえない。正しく強く生きるとは、銀河系を自らの中に意識してそれに応じて生きていくことである」という賢治の言葉を引用し、憲法13条「個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉」について話します。その上で「子どもたちが今生きることにしあわせを感じ、自分たちを好きになるような教育が平和を支える力となる。あらためてこの懐の深い憲法の値打ちを大急ぎで若者に広げていくことが大事」とまとめました。
「憲法を身近に感じるということは普段の生活ではなかなかないこと。でも患者様の人権をなにより守って医療を行うこと、患者様のおかれている立場や生活環境などをよく理解して日常の医療に生かすこと。それは憲法が高らかに謳っている生存権や幸福追求権を尊重することから始まるのだと感じた」と理学療法室の堀哲也さんが話します。「三上さんは『国が改悪をねらう教育基本法は国のために死ねる国民づくりのためのもの。本当に大切なのは、子どもたちがいまを生きる自分たちを好きになる教育』と話したが、それは青年層にも当てはまること。実感として理解できる」と、病院青年職員のまとめ役の一人でもある堀さんは話してくれました。(
代々木病院
・新井潔)
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