江尻かな
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インフルエンザ 1カ月早い流行

 インフルエンザが流行し始めたせいか、水戸市が行っている小児インフルエンザ予防接種への補助事業について、質問が相次いでいますのでお知らせします。

水戸市小児インフルエンザ予防接種助成事業について       江尻メモ

■2006年度事業(所管:水戸市保健センター)
(1)予算額 ― 21,229,000円(助成額と券の郵送料を含む)

(2)内 容 ― 対 象:1〜13歳未満児のインフルエンザ予防接種に対し助成
             対象人数は31,650人
         助成額:1人2,000円(1,000円の助成券を2枚)
             ※13未満時は2回の接種を必要とするため
         方 法:10月初め、各家庭に子どもの人数分の助成券を郵送。
             券を病院窓口に提出し、本来の費用から1,000円を引いた額を自己負担として支払う。
             接種期間は10月15日から12月31日までとする。

(3)実 績 ― 予算段階では対象人数31,650人の30%が接種すると見込んでいた。
         実際には、延べ35,774件(1人2回として17,887人)で、対象人数の56%が接種した。

■2007年度事業
(1)予算額 ― 30,000,000円(助成額のみ)※30,000件を見込む

茨城県のインフルエンザ情報はこちらから|

 

以下、大阪西淀病院院長で小児科医の小松孝充氏による新聞記事を転載します。
      (しんぶん赤旗日曜版 2007年12月16日号 健康ライフより)
画像
 
インフルエンザが流行し始めています。今年の流行の特徴は、例年よりも1カ月近く早く始まったこと。さらに6歳未満の子どもの多くが免疫をもっていないAソ連型が中心になっていることです。

乳幼児に免疫ない 
 国立感染症研究所感染情報センターは11月下旬、ンフルエンザの流行が始まったと発表しました。この時期の流行の開始は、この10年の間で最も早く、また、Aソ連型が流行の中心となるのは2001年、2002年シーズン以来6年ぶりです。
 その兆しはすでに夏に出ていました。沖縄県ではこの3年間連続して夏季にインフルエンザが流行していたからです。
 今年の5〜6月まではA香港型とB型が流行の中心だったのですが、7月には多くがAソ連型へと変化してきています。
 Aソ連型が流行の中心だとすると、0〜6歳の乳幼児は免疫をもっていない可能性が高く、今後も感染が拡大すると思われます。
 現在、北海道、岡山県、沖縄県、兵庫県、和歌山県、神奈川県、千葉県、青森県の順に流行(12月6日時点)しており、日を追って流行する地域が広がっています。
 学級閉鎖をした学校も北海道や首都圏を中心に広がっています。
 これから冬休みに入るので、流行のピークは抑えられる可能性もありますが、年明けからは例年流行しているA香港型とB型が再び流行することも考えられます。

タミフルなくても
 インフルエンザの治療には、日本は抗ウイルス薬タミフルを中心に使っています。
 ウイルスの迅速検査が可能となり、タミフルは2001年2月の国内販売開始からいままで3500万人に使用されています。
 ウイルスの増殖を抑える効果があるため、服用しないときよりも1日ほど発熱期間が短くなるとされています。
 しかし、2004年、タミフル服用後の異常行動死が初めて確認されました。
 とくに昨年度はタミフルを服用した子どもがマンションから飛び降りたといったニュースが何度か報道されました。
 厚生労働省は、タミフルと異常行動の関連を調査し、両者の因果関係について、統計学的に有意な差は認められなかったと報告しています。
 その後、添付文書(効能・効果に関する使用上の注意)には、“10歳以上の未成年にはハイリスク患者を除き、原則として使用を差し控えること”と記載されました。
 現時点では、異常行動を含め精神・神経症状がタミフルの影響か、インフルエンザに伴う症状かは明らかではありません。どとらにしても精神・神経症状が出るのは、熱が出て1〜2日がほとんどといわれています。
 熱が出てから少なくとも2日間(タミフル服用後1〜2回目)は注意深く見守るようにして下さい。寝ていて目が覚めたときに症状が出やすいので、寝ているからといって1人にしないようにして下さい。
 いまのインフルエンザは、タミフルを服用しなくても、通常の体力があれば自然治癒します。
 私たちの病院が加盟する民医連では、全年代での使用を制限しています。

 間に合う予防接種 
 インフルエンザの予防の基本は、流行前に予防接種を受けることです。
 すでに流行が始まったから、もう遅いということはありません。いまからでも年明けに流行すると予想されるA香港型やB型の流行には間に合うので受けてください。

 マスク、うがい、手洗いが効果
 予防接種以外では、普通の風邪の予防法と同じ一般的な予防法になります。
 冬に風邪が多くなるのは、寒さのせいだけではありません。空気が乾燥していることが大きな原因となります。
 冷たく乾燥した空気では、空気中に散らばっているウイルスが増えるだけでなく、のどや鼻の起動粘膜の異物を排除する働きが弱くなり、ウイルスがつきやすくなるからです。
 昔から予防法として、うがいが奨励されている理由もここにあります。いまでも、大変効果的な予防法です。
 マスクの着用も感染予防によく、外出先から帰ったら、うがいと手洗いを励行しましょう。
 ふだんから、おとなも子どもも、睡眠や栄養を十分にとって、規則正しい生活をするよう心掛けてください。
 睡眠不足や疲れているときは、ウイルスが散らばっている可能性のある人ごみは避けるようにすることも大切です。
 暖房の効いている部屋で、厚着をして真っ赤な顔をしている乳児をときどき見かけます。汗をかいたら1枚脱げる服装にして、体を鍛えていくことも大切なことです。

  みなさん、インフルエンザなど冬の風邪に気をつけ、元気に過ごしましょう。  かな
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